Home > Uncategorized > グラミン銀行創設者 ユヌスセンター代表 ノーベル平和賞受賞者  ムハマド・ユヌス博士からのビデオメッセージ翻訳


 
ようこそ、グラミングループとサンパワーの共同事業である「発上国事業構想プログラム(Grameen&Sunpower Social Business Start-up Tour)」の説明会に参加いただき、うれしく思います。
このプログラムでは、数多くのバングラデシュのソーシャルビジネスを視察する機会を持ちます。経営者の方たちは自分の本業と海外事業は関係ないと思われる方も多いかもしれませんが、実際に私たちの途上国のビジネス及び生活環境を視察されることで、ご自身の本業がどれだけ発展途上国でお役に立てるか、肌感覚で分かるようになります。その為にも我々グラミングループ中核企業の視察をして頂きたいのです。
川村さん(サンパワー)は2017年5月にバングラデシュにはじめて来て、我々とソーシャルビジネスについて、また、合弁会社について、たくさんのディスカッションを行いました。そして川村さんはグラミン・サンパワー・ジャパン・オートを立ち上げることにしたのです。グラミンとサンパワーとの合弁事業も視察頂きますが、自動車のリサイクルというシンプルで非常にわかりやすい事例をご覧頂くことで、「なるほど、こういうことなら、我が社でもできる、我が社の本業でも途上国ビジネス進出できるかもしれない」といろいろな示唆が得られるのです。
日本の企業数の95パーセント以上は中小企業であり、貴社を含めた多くの企業が発展途上国で活用できる素晴らしい技術、製品、経験、サービス、情熱、そしてクリエイティブな力を持っています。貴社が途上国ビジネス進出されることで、自社の本業の成長発展とともに、途上国の貧困などの社会問題の寄与になりますので、結果として、貴社の経営理念の深化とともに、貴社の経営自体が変化されていかれます。
たくさんの人との出会いを通じて、自分の知識や経験を人のために使うことができることに喜びを見出すでしょう。ソーシャルビジネス(途上国ビジネス)は利益だけを追求するのではなく、人々の問題を解決するためのビジネスであることを、このプログラムを通じてあますことなく知ることができます。たくさんの人がこのプログラムに参加し、バングラデシュに来てくれることを、ここで皆さんとお話ができることを、私は心から楽しみにしています。
このプログラムでは多くのインスピレーションを得て、文化の違いだけでなく自分自身についても深く触れる機会を得るでしょう。まさに途上国ビジネスの事業構想を通じ、リーダーとしての貴方のリーダーシップの陶冶になります。途上国ビジネスの事業構想により、貴社にとり、リーダーとしての貴方にとりまして、新しいビジネスの世界観が醸成され、貴社の経営が進化されていきます。
日本での経営を飛び出し、途上国ビジネス事業構想に触れることで、必ずや貴社の経営は成長発展のチャンスを掴みます。更なる経営・人生の価値を見出すでしょう。このプログラムがそのはじまりです。どうか貴社の成長発展の為に、このプログラム参加に「投資」をされてください。
最後になりましたが、毎年、ユヌスセンターは6月28日、29日に「ソーシャルビジネスデイ」を開催しており、今年はタイのバンコクで行います。日本からはもちろん、アジア各地、アフリカ、ヨーロッパなど世界中から800人ものソーシャルビジネスにかかわる人たちが一堂に会します。参加をすると多くの人に出会い、様々な事業のアイデアも生まれ、大きな視野を得て、発展途上国で自分や会社ができることがたくさんある、ときっと感じることでしょう。貴社の「途上国ビジネスモデル」を更に進化、発展させる契機となります。ですから、ぜひ、ソーシャルビジネスデイにぜひ参加されてください。
「発上国事業構想プログラム」そして「ソーシャルビジネスデイ」の多くの皆さんの参加を、私も、ユヌスセンターの皆も、心からお待ちしています。